「皮膚科と内科どちらが専門ですか?」と聞かれることがあります。聞きなれない言葉かも知れませんが、専門はプライマリ・ケア(身近にあって、何でも相談にのる総合的な医療)です。
私は大学卒業後、母校の熊本大学医学部附属病院皮膚科に入り、関連病院等で5年間皮膚科の研修を受けました。しかし途中で内科や救急に興味を持つようになり、わがままを言って皮膚科を辞め内科の道へ入りました。皮膚科時代に読んだ「野苺の咲く診療所(山本淑子著)」という、田舎の診療所での女医さんの奮闘記に感銘を受け、漠然と町医者に憧れを持っていました。その影響か内科研修も総合内科を中心に学んできましたし、診療所研修で小児科診療や予防接種も行なってきました。請われれば膝関節注射もしましたし、小児の肘内障(肘が抜ける)の整復をしたこともあります。
偉そうな事を申し上げましたが、できない事も勿論あります。相談を受け、より専門的な検査・治療が必要と判断した場合は、速やかに他院へご紹介致します。
開業して9か月まだまだヒヨッコの町医者ですが、家庭医として頑張っていこうと思っていますので、些細なことでも結構ですから気軽にお立ち寄りください。